ザ・リッツ・カールトンを初めとするブランドを抱え、ホテル運営世界最大手の『マリオットボンヴォイ』と『アメリカンエキスプレス(AMEX)』がサービス連携したクレカ、マリオットボンヴォイAMEX。
当記事では『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード』として展開する2つのクレカ、どちらがオススメか比較解説していきます。
この解説を参考にご自身がどちらのカードにするか是非検討してみてくださいね(^ ^)
当記事内にあるAMEXの公式お申し込みページから手続きされると、ご紹介特典が付与され、通常よりお得に当カードを利用できますので是非そちらもご参考ください!
2022年サービス変更『SPGアメックス』→『マリオットボンヴォイAMEX』へ
以前は年会費34,100円でSPGアメックス(スターウッド・プリファードゲストAMEX)の名称で展開していましたが、2022年にサービス仕様がリニューアル。
現在は『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード(年会費23,100円)』と『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(年会費49,500円)』の年会費が異なる2つのタイプのクレカで展開されています。
サービス仕様が変わったため単純なコスパ比較はできませんが、SPGアメックスの頃もあった『年会費無料更新特典』や基本的なクレカ『付帯保険』が継続されています。
ただし、年会費の設定が2タイプになりどちらが自分に向いているのか少々迷いが生じるのも確か。
旧SPGアメックスユーザーも自動的にマリオットAMEXプレミアムに移行されてしまったため、以前と比較すると年会費が割高(+15,400円)になりました。
(十分なコスパですが、とはいえ筆者的には以前のSPGアメックスのままが良かったです。。。)
筆者が利用してるプレミアムカードについてのメリット/デメリットについてはこちらの 記事 で解説していますのでこちらもご参考までに。
【徹底解説】1泊20万円のリッツカールトンが無料宿泊!?最強の旅行系クレカ|マリオットAMEX
【サービス比較】ノーマルカード(年会費23,100円)vsプレミアム(同49,500円)
この記事のメインテーマである『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード(年会費23,100円)』と『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(年会費49,500円)』の比較をしていきましょう。
詳細仕様ついては下記をご覧ください。
途中までは何となく理解できますが、半分くらいから下は少しマニアックなサービスでもあるので、このようなものあるんだ〜くらいで大丈夫です(笑)
名称 | Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード | Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード |
決済ブランド | アメリカン・エキスプレス(AMEX) | アメリカン・エキスプレス(AMEX) |
年会費 | 23,100円 | 49,500円 |
家族カード | 家族カード1枚目無料 2枚目以降11,550円(税込) |
家族カード1枚目無料 2枚目以降24,750円(税込) |
ポイント還元 /通常決済 |
100円=2ポイント | 100円=3ポイント |
ポイント還元 /系列ホテル利用 |
100円=4ポイント | 100円=6ポイント |
ポイント有効期限 | 実質無期限 (継続利用前提) |
実質無期限 (継続利用前提) |
自動付与 ステータス |
シルバーエリート | ゴールドエリート |
条件達成後 ステータス |
ゴールドエリート (年間決済100万円) |
プラチナエリート (年間決済100万円) |
年会費更新 特典/条件 |
◯ (条件:年間150万以上の決済) |
◯ (条件:年間150万以上の決済) |
年会費更新 宿泊特典内容 |
(交換レート最大35,000pt) ※持ち出し15,000pt利用で50,000ptクラスのホテルまで利用可 |
(交換レート最大50,000pt) ※持ち出し15,000pt利用で65,000ptクラスのホテルまで利用可 |
手荷物無料宅配 (空港〜自宅) |
◯ | ◯ |
空港ラウンジ | ◯ | ◯ |
無料ポーターサービス | なし | ◯ |
ゴールドワインサービス | なし | ◯ |
海外旅行時の航空便遅延費用補償 |
なし | ◯ |
スマホ補償 | なし | ◯ |
リターンプロテクション | なし | ◯ |
キャンセルプロテクション | なし | ◯ |
【検討ポイント①】年会費
ノーマルカード :23,100円
プレミアムカード:49,500円
※参考:SPGアメックス(旧カード)34,100円
カード選びの最重要チェックポイントとして多くの方があげる『年会費』。
ノーマルカードの方もいわゆるゴールドカード並の金額で決して安くはありません。
さらにプレミアムカードはプラチナカード水準の年会費です。
これまで楽天カードやイオンカード等、年会費無料のカードを利用していた方はどちらのカードも価格帯としては割高に感じるかもしれません。
年会費を安く抑えたい方は『ノーマルカード』、後述するポイント還元や宿泊特典等の総合的なコスパを重視する方は『プレミアムカード』をオススメします!
(筆者もSPGアメックスから移行されるタイミングでどちらにするか結構迷いました。。。)
【検討ポイント②】ポイント還元
ノーマルカード :100円=2ポイント
プレミアムカード:100円=3ポイント
年会費の違いに加え、クレカ決済により得られるポイント付与額も異なります。
実はどちらのカードにするかは『当カード利用後の見込みの決済額』とそこから得られる『ポイント還元額』を考えるのがオススメです。
その上で、ポイントを利用した無料宿泊による還元率を計算すると、より精緻にご自身にとってのコスパがわかります!
(ここまで言及するともはや複雑に聞こえますが、簡単に下記で解説するのでご安心を!)
①決済額別付与ポイント
まずは当カードを利用して決済した場合、年間でどれくらいポイントが貯まるか、下記表を参考に比較して見ましょう。
還元率がノーマルとプレミアムで1.5倍の差がありますが、決済額が増えるほど付与されるポイント数に開きが出ますので決済額が多い方はプレミアムの方が効率良くポイントが貯まります。
年決済額 | ノーマルカード | プレミアムカード |
100万円 | 20,000ポイント | 30,000ポイント |
150万円 | 30,000ポイント | 45,000ポイント |
200万円 | 40,000ポイント | 60,000ポイント |
300万円 | 60,000ポイント | 90,000ポイント |
400万円 | 80,000ポイント | 120,000ポイント |
500万円 | 100,000ポイント | 150,000ポイント |
次にこの貯まったポイントで宿泊利用する場合を見ていきましょう。
ここではリッツカールトンとフェアフィールドそれぞれのケースを計算します。
当カードを利用する人はリッツカールトンのようなラグジュアリーホテルでの利用を目指す人が多いかと思います。
その場合、プレミアムカードの方が効率良くポイントが貯まり、レートが高いホテルでも300万円分の決済により付与されるポイント(9万pt)で1泊宿泊可能です。
【事例①】リッツカールトンに1泊する場合(90,000ptで宿泊する場合 )
【前提】この時の通常宿泊料金を20万円とした場合
■ノーマルカード
450万円分決済でポイント宿泊1泊
→決済還元率:4.4%
※年間450万円決済する人:1泊分のptゲット
■プレミアムカード
300万円分決済でポイント宿泊1泊
→決済還元率:6.7%
※年間450万円決済する人:1.5泊分のptゲット
【事例②】フェアフィールドに宿泊する場合(20,000ptで宿泊する場合)
【前提】この時の通常宿泊料金を2万円とした場合
■ノーマルカード
100万円分決済でポイント宿泊1泊
→決済還元率:2.0%
※年間450万円決済する人:4.5泊分のptゲット
■プレミアムカード
67万円分決済でポイント宿泊1泊
→決済還元率:3.0%
※年間450万円決済する人:6.7泊分のptゲット
ノーマルカードは一見、カード維持費(年会費)は安価ですが、ポイント還元率がプレミアムと比較して低く、プレミアムカードと同等のポイント数を貯めるためには、プレミアムより多くの決済をしなくてはならないのがデメリットです。
ちなみに、筆者はプレミアムカードを利用していますが、ここ最近は様々なライフイベントが重なり、更にポイ活サイトでうまくマリオットポイントを貯めているため、年間計15~20万ポイント貯まってます。
このポイントでリッツカールトンに年2泊くらいは泊まれるから家族は大満足です(笑)
※画像:公式サイトから引用
【検討ポイント③】年会費更新特典のコスパ
ノーマルカード :交換レート35,000pt +保有ポイント最大15,000pt
プレミアムカード:交換レート50,000pt +保有ポイント最大15,000pt
当カードの年会費はどちらも高額ですが、年会費更新特典があるお陰でコスパを最大限にすることができます。(※年間決済150万円が条件)
この記事 でも解説しましたが、プレミアムカードの場合は最大65,000ptクラスのホテルに宿泊することができ、これは時期によってはリッツカールトン大阪やメズム東京のようなラグジュアリーホテルに宿泊ができます!
年会費5万円弱を更新して、それ以上の宿泊費が本来掛かるホテルに無料宿泊できるため、コスパ最高です。
一方でノーマルカードの場合は最大5万ptとなり、エリアによっては選択肢が限定的になり、本来宿泊したかったホテルには泊まれない可能性があります。
勿論、5万pt以下でも満足度が高いホテルはありますが、予約可能な日が限定的だったりしますのでこの点は注意です。
5万pt以下のオススメホテルについては別記事でご紹介します(^ ^)
【検討ポイント④】マリオットステータス会員
・ノーマルカード :シルバーエリート会員が自動付与
※年間100万円以上でゴールドエリート会員へ
・プレミアムカード:ゴールドエリート会員が自動付与
※年間400万円以上でプラチナエリート会員へ
実はこの会員ステータス、マリオット系ホテルに宿泊する上では満足度を左右すると言っても過言ではないほど嬉しいサービスを受けることができます。
会員ステータス別の詳細内容は別記事で解説しますが、レイトチェックアウトや朝食無料、ポイントボーナス等がステータスごとに異なります。
例えば、ゴールド会員になると14時レイトチェックアウトやボーナスマイルが受けられ、更にプラチナ会員なると16時にレイトチェックアウトや朝食無料等、サービス内容が拡充されるイメージです。
年間400万円以上決済し、且つマリオット系ホテルによく宿泊する方はプレミアムカードでプラチナ会員を狙うことをオススメします。
このようにサラッと解説するとプラチナ会員の凄さが分からないと思いますが、通常は年間50泊すると到達できるステータスなので実は難易度が高いステータスです。
【検討ポイント⑤】付帯サービス/補償
ノーマルカード :空港ラウンジ利用等、一般的なゴールドカード並のサービス
プレミアムカード:スマホ補償やリターンプロテクション等、手厚いサービス付帯
こちらは詳細まで解説するとそれだけで1記事できるくらい長文になってしまうので割愛しますが、プレミアムカードは上述したように旅先だけではなく、日々の生活で起こるトラブルや趣味にも寄り添った手厚いサービスを受けることができます。
旧カード『SPGアメックス』時代には付帯されていなかったきめ細やかなサービスがプレミアムカードにはてんこ盛りに付帯されています!
そこまで手厚いサービスをクレカには求めていない方はノーマルカードのスペックで十分かもしれません。
(今のところ筆者はプレミアムカードの付帯サービス/補償はあまり利用したことがないです。。。)
上述を踏まえ、どちらのカードが良いか?
年間のクレジット決済額や宿泊したいホテルの必要ポイント数に応じて、どちらのカードを選択するか検討されるのが良いです!
上述でも言及したように、年会費が49,500円と高額である分、プレミアムカードは還元率が良く、且つ年会費更新特典でワンランク上のホテルに宿泊できるという点を考慮すると、個人的にはプレミアムカードをオススメします。
一方で、年会費をできる限り抑え1年くらいは様子を見たい方はまずは『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード(年会費23,100円)』が良いと思います。
プレミアムカードを検討されている方は下記からお申し込みされると、紹介特典でお得に利用開始することができます!
こちらも是非チェックして見てください。
ーーーー
■紹介特典内訳
①加入特典:30,000ポイント (※条件:3ヶ月以内に30万円以上決済)
+②30万円分決済による通常付帯 :9,000ポイント
+③紹介特典 :6,000ポイント
通常、公式サイトから申し込んで貰えるポイントは39,000ポイント(①+②)なので、当カードに関しては紹介特典を利用した方が断然お得です。